ダグラス・ブルックス(ACC 2008-2017)は、ディズニー/FX制作のドラマシリーズ『将軍』で日本の船舶コンサルタントを務めた。彼のコンサルティング業務の大部分は、番組の小道具担当者と協力し、劇中に登場する船団や日本の軍艦の本格的なデザインを考案することであった。
「いくつかのボートのアイデアが私のところに持ち込まれましたが、時代背景を考えると不正確だったので、それらを却下するように説得しました」とブルックスは語った。彼は1週間撮影現場に滞在し、長時間働いて30人のエキストラに日本のボート櫂の使い方を指導した。また、2019年にベイツ大学に通う彼の教え子が製作した2隻の日本ボートの売買の仲介を手助けした。舞台セット製作会社はブルックスのデザインに基づいて合板でボートを製作し、木目調の塗装を施し、コンピューターグラフィックス(CGI)により、ディズニーは12隻のボートを36隻に見せることができた。
シリーズで使用されている主な船は、徳島城博物館に展示されている日本最古の板張り船、徳島藩が建造した、唯一現存する大名の「御召鯨船(おめしくじらぶね)」である千山丸(1800年代初頭)の船体形状を基にしている。ブルックスは、「あらゆる種類の素晴らしい職人技がセットを作り上げていく様子を目の当たりにできたのは、本当に素晴らしい経験だった」と語る。ブルックスは、ACCフェローシップでの4回の経験を通して、日本の伝統的な造船技術を、慣習や儀式といった側面から、また他の造船の職人たちの視点を通して、深く研究した。
All Images by Dean Eilertson