シンシア・リョンさんが、日本で2か月間のフェローシップを行っています。
香港を拠点とする建築家のリョンさんは、伝統的な職人技や地域に根ざした建築技法を通じて、文化的・環境的課題に応える持続可能な建築のあり方を探求しています。
今回のフェローシップでは、京都、金沢、岐阜、岩手、東京を中心に、各地の職人や関係者との対話、現場の観察や実践的な体験、伝統的な技術に関する調査やワークショップへの参加を通じて、知識や技術の世代間継承と、伝統的な素材・技法の現代における可能性について考察します。さらに、職人の技術と地域社会、環境の関係性に着目し、急速に変化する香港や中国本土の都市において、地域コミュニティとのつながりを深める建築の再生・再活用のあり方を探ります。

本フェローシップは、新昌教育基金(Hsin Chong Foundation)と米国建築家協会香港支部(American Institute of Architects Hong Kong Chapter)の協力による、第1回「Hsin Chong Foundation Young Architects Fellowship」として実施されるものです。

プロフィール  シンシア・リョン
香港を拠点とする建築家。建築、文化的思考、芸術的実践を横断しながら、ヨーロッパ、アジア、中東における公共施設、文化・教育施設、民間建築など、多様なプロジェクトに携わってきた。ザハ・ハディド・アーキテクツでキャリアをスタートさせ、その後、Snøhettaのオスロ本社で勤務。現在は同事務所のアジア地域における主要プロジェクトを率いる。香港大学では「Architecture as Landscape」スタジオの指導・運営を担当するほか、Design Shanghai 2023や東京藝術大学などで講演を行う。2018年にはDesign for Asia Hong Kong Young Design Talent Awardを受賞。英国建築家登録委員会(ARB)登録建築家であり、英国王立建築家協会(RIBA)会員、LEED AP(米国グリーンビルディング協会の認定資格保有者)。香港大学およびバース大学を卒業。