半田さんは、テクノロジーの発展と社会倫理の衝突をテーマに作品を制作するアーティストであり、ポストコロニアリズムやジェンダーを扱う展示を手がけるインディペンデント・キュレーターとしても活動しています。
今回のフェローシップでは、マンハッタン計画に関する現地調査を通じ、故郷である広島に関わる芸術活動を多面的な視点で探求します。また、在米アジア系アーティストのリサーチや日系アーティストとの交流、ネットワーク構築を進め、国際的な文脈の中で制作やキュレーションの新たな可能性を探ります。
プロフィール
テクノロジーと社会の交錯、自身のアジア/日本人としてのアイデンティティを探究する作品を発表する一方、インディペンデントキュレーターとして、ジェンダー、都市計画、日本と原子力の歴史など多様なテーマの展覧会を企画している。近年のキュレーションに「Take it home, for () shall not repeat the error. [Manhattan Project]」(apexart、ニューヨーク、2025)、主な展覧会に「Concrete Lives」(四谷駅前ビル5F、東京、2024)、「(Don’t) Keep It」(アートかビーフンか白厨、東京、2024)、「Take it Home, for () Shall Not Repeat the Error.」(そごう広島、広島、2023)など。東京大学大学院学際情報学府学際情報学専攻修士課程、東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修士課程修了。