昨年アメリカでフェローシップを行った2023年グランティ3組によるフェローシップ報告会を実施しました。これからフェローシップを行う2024年グランティの半田颯哉さん、梅沢英樹さん、八幡亜樹さんに加え、審査員を務めた小野晋司さん、高橋宏幸さん(ACC 2012)、柴田隆子さん、さらにアルムナイの恩田晃さん(ACC 2017)も参加され、活発な質疑応答や意見交換が行われました。
ニューヨークに半年間滞在したやんツーさんは、現地でメディアアートの歴史を調査し、E.A.T.(Experiments in Art and Technology)の設立メンバーであり、現ディレクターのジュリー・マーティン氏へのインタビューを実施しました。滞在後半には、先端テクノロジーがエネルギー利用に果たす役割や資本主義への影響についても考察。カリフォルニア州の風力発電施設やテクノロジー関連施設を視察したほか、アリゾナ州でウラン採掘地となった先住民の聖地を巡る祈りのウォークにも参加し、ネイティブアメリカンの人々との対話を通じて新たな視点を得ました。
シムラブロスさんは、戦前の日本において日本国憲法の人権条項の起草に関わったベアテ・シロタ・ゴードンについて調査を行いました。ベアテが学んだカリフォルニア州のミルズ・カレッジでアーカイブ調査を実施したほか、ニューヨークではベアテの娘をはじめ、彼女がディレクターを務めたアジア・ソサエティやジャパン・ソサエティで、ベアテを知る人々へのインタビューも行いました。
日本で俳優やダンサーによる稽古会を企画・運営している福原冠さんと三橋俊平さんは、2ヶ月間のニューヨーク滞在中に、それぞれ70を超えるレッスンやワークショップに参加。多様な人々に開かれた稽古場のあり方や、コミュニティ形成の可能性について深く考察しました。