筒 | tsu-tsuさんは、古典舞踊の手習いから得た「筒」という身体感覚を起点に、実在の人物を取材し、演じる一連の行為を「ドキュメンタリーアクティング」と名付け、実践しています。自らの身体の中に他者との対話空間を生む試みと捉えているこの手法を、アメリカ社会において批判的に検討し、そこから導き出される多文化共生の新たなモデルを提示することを目指しています。公共政策の研究者や、セラピューティック・コミュニティの実践者らと連携し、同一生年月日の人物を探して演じるプロジェクト等を軸に、「想像による越境」という理想がどこまで現実の課題に迫れるのかを検証します。
Photo by Kohey Kanno
プロフィール 筒 | tsu-tsu
演技と共同体を中心とした様々なプロジェクトを展開。2022年から山梨県河口湖に拠点を移し、アーティスト・ラン・レジデンス「6okken」を主宰。近年の活動にドリス・ウーリッヒ「Habitat / Halle E」(タンツククォーター・ウィーン、オーストリア 、2019)への出演、個展「地上」(十和田現代美術館、2023)など。2018年、オルタナティブスペース「F/Actory」(東京・神楽坂)を設立。2019年、文部科学省の助成を受け、欧州・北米10カ国の文化拠点のリサーチを実施。クマ財団クリエイター奨学金5期生。第28回学生CGコンテストアート部門最優秀賞、「やまなしメディア芸術アワード2023-24」山梨県賞受賞。