「クィア」と「アーカイブ」の二つをテーマに研究と制作を行っている向井さんは、今日のニューヨークの現代音楽および現代アートシーンで、クィアがどのように受容、表象されているかをリサーチし、またアカデミックな現場におけるクィアな音楽実践の研究や教育について調査を行います。現地のドラァグパフォーマーをはじめ、クィアアーティストや活動家、大学教授や作曲家との交流を通して自身の創作を見つめ直すと同時に、クィアアートの概念と実践を再定義し、新たなクィアのカルチュラル・アーカイブを構築することを目指します。
Photo by Ayane Shindo
プロフィール 向井航
作曲家、パフォーマー、研究者。作品は邦楽曲からオーケストラにまで多岐にわたり、近年はジェンダー、クィア、アクティビズムをキーワードに制作を展開している。《ダンシング・クィア》で第33回芥川也寸志サントリー作曲賞受賞。
東京藝術大学音楽学部作曲科を首席で卒業後、同大学院修士課程在籍中に渡独。マンハイム国立音楽舞台芸術大学修士課程作曲科及びベルン芸術大学修士課程Théâtre musicaにて研鑽を積む。アントンブルックナー私立大学およびベルン芸術大学博士課程を満期退学。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程先端芸術表現領域に在籍中。