ウェン・ポンさんは、空間と植物の関係性を探究するアーティストで、植物の仕組みや生態から着想を得て、絵画、映像、写真、インスタレーションなどを制作しています。今回の日本でのフェローシップでは、東京で生け花を学び、京都の寺院庭園を訪ね、さらに東京・大阪・札幌で庭園の様式や設計の調査、研究を行います。また、イサム・ノグチが日本で手がけた庭園や空間プロジェクトとそのアーカイブ資料の研究も行います。これらの経験を通して、芸術家として、また造園家としての知識と実践を深めることを目指しています。
プロフィール ウェン・ポン(温鹏)
2019–2023年、広州のVitamin Creative Spaceにて、植栽プログラムの企画・実践、展覧会設営、作品記録や映像編集などに従事。2013–2019年に広州美術学院版画学科で学び、2015年にはMirrored Gardens研究プログラムに参加して、植栽プログラムの研究や実践に携わる。2016年、第4回Creator China Illustration Awards(香港)にて、学生部門最優秀賞および審査員特別賞を受賞。