マレーシアのプナン族のコミュニティに滞在して、狩猟採集の営みを身体的に経験し、自然と共に生きる知性と都市生活における身体性の違いを学びます。プナン族と関わりの深い文化人類学者の協力を得ながら、採集や移動、食事の準備といった日々の営みに関わり、言語に頼らない共同作業を通じて、互いの価値観や身体観が立ち上がる文化交流を探究します。現代社会への重要な問いともなるプナンの共同性と循環の思想を習得し、都市の身体と狩猟採集の身体をつなぐ新たな表現の可能性を探ります。これらの体験や知見を自身の創作やワークショップに還元することを目指しています。
プロフィール アオキ裕キ
ダンサー/振付家。劇団にて演技やダンスを学び、テーマパークダンサーやタレントのバックダンサー、インストラクターとして活動後、2001年、ニューヨーク滞在中に9・11同時多発テロに遭遇。活動の軸を人間の本質への探究にシフトし、2006年、路上生活経験者とダンスグループ「新人Hソケリッサ!」を結成。国内外で公演・ワークショップを展開し、屋外空間での表現や社会的包摂を主題に活動を続ける。近年は教育機関でも教鞭を執る。主な受賞にNEXTREAM21最優秀賞(2004)、コニカミノルタソーシャルデザインアワードグランプリ(2016)など。