堀内さんは、馴染みのある経験や自然界の現象を、直感的なイメージを想起させる瑞々しい表現として作品に留めるビジュアル・アーティストです。今回のフェローシップでは、アメリカ郊外に点在する大型作品の制作と同時に、多くの発表やアーカイブ制作をニューヨークで行なったロバート・スミッソンとその同世代作家を調査し、都市と遠方という2つの場所を巡る制作と発表のあり方を考察します。現地の専門家やアーティストらとの交流を通じ、ランドアートにおけるアーカイブの有効性、また作品に内在する自然現象や都市から田舎への眼差しを調査するとともに、調査と並行し、ニューメキシコ州のホルト/スミッソン財団、ユタ州のホルト作品『The Sun Tunnel』、ウォルター・デ・マリアの『The Lightning Field』等を視察する予定です。
Photo by Rosie Kennedy

プロフィール 堀内悠希
映像、立体、絵画、インスタレーションなど様々な手法を用いて、時間や意味の重なりや、偶然の連鎖について既存の知覚概念と異なる視点から表現する。2015年東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻卒業。2021年よりポーラ美術振興財団と吉野石膏美術振興財団の助成を受け、ロンドンに滞在。2023年スレード美術学校(ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン)修士課程終了。主な個展に「Qの旅」(十和田市現代美術館 Space、青森、2024)、「カンタム テレポーテーション」 (駒込倉庫、東京、2023)、「Parallel World」(NOHGA HOTEL Ueno、東京、2020)、グループ展に「See the Light」(HAGIWARA PROJECTS、東京、2022)、ALTERNATIVE KYOTO「余の光/Light of My World(旧銀鈴ビル、京都、2021)、「版行動 映えることができない」(東京都美術館、2021)など国内外で多数。