ACCは2025年2月12日に100歳で逝去された、村瀬實惠子さん(ACC 1986)に、深く哀悼の意を表します。

村瀬さんは、大学教授、美術史家、キュレーター、作家として、何十年にもわたって日本美術に携わる人たちに学識と機会を提供し続けました。数々の栄誉の中でも、コロンビア大学名誉教授、メトロポリタン美術館東洋部特別顧問を務められました。

村瀬さんの重要で影響力のある仕事は、彼女のキャリアを通じて、最高レベルで認められてきました。教師、学者、キュレーターとして日本の芸術文化への多大なる貢献が認められ、2010年11月30日、日本総領事公邸において、天皇陛下の名のもとに勲一等瑞宝章を授与されました。  

村瀬さんはACCフェローシップを受けた1987年春、アメリカから中国の仏教洞窟遺跡を訪れ、美術史の調査を行いました。ACCが文化交流と国際的な対話を通じて、村瀬さんの重要で素晴らしい業績に貢献できたことは光栄です。

村瀬さんのご家族と愛する方々に、心より哀悼の意を表します。
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