変わる建築家の社会的役割

講演者: 隈研吾(建築家、隈研吾建築都市設計事務所)
モデレーター: 宮田裕明(IHJ理事/慶應義塾大学教授)
公開日: 2022年2月24日(木)

 

動画は毎週木曜日(日本時間午後6時/米国東部時間午前4時)に日英両語で公開され、期間限定で配信される予定です。次回のArchitalkの更新情報を受け取るには、ACCのInstagramFacebookTwitterをフォローするか、こちらの国際文化会館のニュースレターを購読してください。
 

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隈研吾(ACC 1985, 2019)

1954年生。東京大学大学院建築学専攻修了。1990年隈研吾建築都市設計事務所設立。東京大学教授を経て、現在、東京大学特別教授・名誉教授。1964年東京オリンピック時に見た丹下健三の代々木屋内競技場に衝撃を受け、幼少期より建築家を目指す。大学では、原広司、内田祥哉に師事し、大学院時代に、アフリカのサハラ砂漠を横断し、集落の調査を行い、集落の美と力にめざめる。コロンビア大学客員研究員を経て、1990年、隈研吾建築都市設計事務所を設立。これまで30か国を超える国々で建築を設計し、(日本建築学会賞、フィンランドより国際木の建築賞、イタリアより国際石の建築賞他)、国内外で様々な賞を受賞。その土地の環境、文化に溶け込む建築を目指し、ヒューマンスケールのやさしく、やわらかなデザインを提案している。コンクリートや鉄に代わる新しい素材の探求を通じて、工業化社会の後の建築のあり方を追求している。1985年にACCグランティーとしてコロンビア大学にて客員研究員を務める。




宮田裕章

データサイエンスなどの科学を駆使して社会変⾰に挑戦し、現実をより良くするための貢献を軸に研究活動を⾏う。専⾨医制度と連携し5,000病院が参加するNational Clinical Database、LINEと厚労省の新型コロナ全国調査など、医学領域以外も含むさまざまな実践に取り組むと同時に、経団連や世界経済フォーラムと連携して新しい社会ビジョンを描く。その一つは、いのちを響き合わせて多様な社会を創り、その世界を共に体験する中で⼀⼈ひとりが輝くという“共鳴する社会”である。 厚⽣労働省保健医療2035策定懇談会構成員、厚⽣労働省データヘルス改⾰推進本部アドバイザリーボードメンバー。2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)のテーマ事業プロデューサーに就任。