建築からみる東南アジアの近代

講演者:ローレンス・チュア(シラキューズ大学准教授/米国)、ペン・セレイパンヤ(建築家/カンボジア)
モデレーター:メアリー・ケイ・ジュディ(ACC 2005、建築保存修復士/米国)
公開日:2022年3月10日

 

動画は3月3日木曜日に日英両語で公開され、期間限定で配信される予定です。Architalkの更新情報を受け取るには、ACCのInstagramFacebookTwitterをフォローするか、こちらの国際文化会館のニュースレターを購読してください。

 

 

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ローレンス・チュア(ACC 2015)

ローレンス・チュア は地域をまたぐ近代建築およびアジアの都市文化に焦点をあてたグローバルな近代建築環境の歴史を研究。ゲティー・リサーチ研究所の研究員、アルバート・ルートヴィヒ大学フラベルク高等研究所フェロー、ライデンの国際アジア研究所フェローを歴任。近著にBangkok Utopia: Modern Architecture and Buddhist felicities(2021年 バンコク・ユートピア:近代建築と仏教的吉報)。またアーティストらと共にニューヨーク州北部にインクルーシブなアートと社会正義のための団体、デニストン・ヒルを創設。2015年にACCのグラントでバンコクおよびロプブリを訪問し、都市の公的空間における近代とファシズムの歴史について調査。

www.lawrencechua.org   

 

ペン・セレイパンヤ(ACC 2012)

セレイパンヤ氏は、プノンペンを拠点とする建築家、都市研究家。「プノンペンの都市の形およびカンボジア近代建築」プロジェクトにおける氏の作品はカンボジアを始めとして東南アジア、オーストラリア、米国での多数の展示や発表の題材となってきた。Docomomo、ARCH+など数々の雑誌や書籍に寄稿し、Genealogy of Bassac共同編集者も務める。カンボジアを代表する建築家であるヴァン・モリヴァンに関する「ヴァン・モリヴァン・プロジェクト」のディレクターを担う。2019年に ACCグランティ?してニューヨークにて建築と建築史を研究。


 

メアリー・ケイ・ジュディ(ACC 2002, 2005)

ジュディ氏は現在、建築保存修復士および文化遺産のコンサルタントとして活動する。Mary Kay Judy – Architectural & Cultural Heritage Conservationの代表として、米国、ヨーロッパ、アジアの「国の歴史的建造物およびユネスコ世界遺産」の保存コンサルタントを歴任。手がけたプロジェクトのケーススタディ、文化保存の政治性、新しい文化保存の方向性に現代アーティストがどのように貢献できるのか、などについて国際的に講義を行っている。建築保存学会誌など数々の雑誌や書籍に寄稿。コロンビア大学にて歴史保存についての修士、シンシナティ大学にて建築史の学士をもつ。氏は2002年および2005年にACCフェローとして、インドのアワド地域におけるイスラム教の遺産などの記録を中心に、インドの建築学校にて文化保存についてのセミナーを率いた。

www.marykayjudy.com