アジアン・カルチュラル・カウンシルは、リン・シェ Lyn Hsieh をACCの新しいプログラム・ディレクターとして迎えたことをお知らせします。

リン・シェは、アジアと米国の異文化間の対話と芸術的な交流を促進することに尽力しています。台湾の現代美術財団とアメリカのグッゲンハイム美術館から助成を受けた国際的なキュレーターフェローシップに参加し人生を変えた経験から、リンは芸術における数々の文化交流の機会を提供してきました。 

国立台湾大学で経済学の学士号を、ニューヨーク大学で視覚芸術管理の修士号を、ケンブリッジ大学で美術史の修了証書を取得しています。2007年のドクメンタ12では、中国のアーティスト、アイ・ウェイウェイのフェアリーテイル・コミッションを指揮し、2013年にはグッゲンハイム美術館での「Splendid Playground」展をコーディネート、また2019年には近代美術館と広東美術館(中国)の間で美術館教育学プログラムを立ち上げました。  

リンはまた、台北の芸術機関でさまざまなリーダー的役割を担ってきました(2013~2016年)。台北現代美術館の教育・コミュニケーション部門の責任者を務め、教育、開発、会員、コミュニケーション、マーケティング、小売、出版、政府関係の分野を監督しました。東アジア地域の観客、アーティスト、コミュニティ、パートナーとのより深い関係を築き、革新的なプログラムを開発しました。 

アジアン・カルチュラル・カウンシルに参加する以前は、ニューヨーク近代美術館の教育部門を担当していました。同部門の運営とプログラム戦略の策定において重要な役割を果たし、様々な変革期において美術館の目標をサポートしました。また、アジアにおける美術史の複数年研究を促進するMoMAの部門横断プログラムであるC-MAP(Contemporary and Modern Art Perspectives)アジア研究グループのメンバーでもあります。  

プログラム、戦略、運営に関する豊富な経験とスキルを持つリンは、アジアン・カルチュラル・カウンシルに欠かせない存在です。ACCは、リンがACCコミュニティやそれ以外の人々との関係、プログラム、パートナーシップを育み、成長させていくことに期待しています。