許家銘(ジャミン・シュ)さんは中国オペラ、台湾オペラ、台湾の伝統音楽の南管、北管に精通する台湾の音楽家・作曲家です。台湾では数少ない、伝統音楽のバックグラウンドを持つ領域横断的な作曲家として、サウンドアート、コンピューター音楽、電子音響を実験的に取り入れた伝統劇や現代劇、映画のための作曲をしています。コラボレーターの許立縈(リーイン・シュ)さんは京劇の女性役を演じる台湾の俳優・パフォーマーで、伝統的な京劇や国内外での公演のほか、ドラマ、ビデオ、ポピュラー音楽などの分野でも活躍しています。今回の約3ヶ月のフェローシップでは、ジャミンさんは三味線と日本の伝統音楽を、リーインさんは日本舞踊を学ぶ予定です。異なる文化でありながら似たアイデンティティを持つ日本の芸術の伝統と現代における発展を学ぶことで、伝統芸能に対する理解を深め、台湾を代表するような独自の作品を創作することを目指しています。

プロフィール
許家銘(ジャミン・シュ)
国立台湾戯曲学院で京胡を専攻し、国立伝統芸術センター国光劇団で活動した後、栢樂座の芸術監督を務める。台北木偶劇団、高雄市国楽団、好劇団をはじめとする多くの劇団に音楽を提供するほか、フリーランスの作曲家として映画音楽や、アルバム、サウンドトラックのレコーディングなども手掛ける。

許立縈(リーイン・シュ)
国立台湾戯曲学院卒業。当代伝奇劇場、台北新劇団、国光劇団などで活躍後、フリーランスの女優・パフォーマーとして活動。近年は、バンド「同根生」のアルバム『HOLY GAZAI』に収録された『白蛇情人』のパフォーマンスや、王墨林演出、ミスター・ウイング・シアターカンパニーのプロデュースによる『Hezhu: a Play of Play(er)s』に出演し高く評価される。