個人フェローシップ

2023年度の申請は締切りました。次回の募集期は2023年秋頃を予定しております。


 

助成事業(フェローシップ&グラント)のページに記載されている申請資格概要に加え、当助成プログラムでは現在、以下の募集要項が適用されています。

期間: 1ヶ月から6ヶ月
渡航開始時期(助成金支給期間): 2023年8月1日~2024年12月31日
渡航先が米国の場合、2023年9月1日より前に渡航を開始することはできません。
対象者: アーティストや研究者、芸術における専門家
対象分野: 対象分野
渡航タイプ: アジアから米国/アジア諸国間の渡航
助成金額:

申請内容によって異なる

渡航先が米国の場合、J-1ビザ発給費および海外旅行(健康)保険への加入にかかる費用が助成金額より差し引かれます。

助成対象費用:
  • 国際/国内旅費・交通費(航空運賃、ビザ申請費用、その他移動にかかる費用)
  • 生活費(家賃及び宿泊費、食費、雑費)
  • 調査費(公演チケット代、ワークショップや講演会への参加費など)
*助成対象とならない費用の例:作品制作費(展覧会や上映、上演、ライブのツアー、映像作品制作・撮影費や出版経費含む)、資・機材購入費、レセプション・オープニングパーティー経費など
詳しくは助成事業(フェローシップ&グラント)ページ「助成金の使途について」の項目をご確認ください。
渡航先: 対象国/地域
ACCのサポートサービス:
  • 渡航や滞在におけるサポート:米国への渡航の場合、J-1ビザの発給、海外旅行(健康)保険への加入を支援。
  • 活動内容におけるサポート:渡航先国によって異なる

個人フェローシップは、異なる文化地域における調査や創造活動における探求を目的とした活動を行う一人もしくはコラボレーターとの二人の渡航を対象としています。様々なものを鑑賞し探求することを目的とした旅行や、専門のトレーニングや研修、論文執筆のための現地調査、非商業的な創作や研究、専門の活動など、それぞれの目的や必要性に従った活動が可能です。他のACCの支援プログラムと同様に、プロセスに主眼をおいた活動など、没頭・集中できる文化体験の機会、人と人の関係性の強化、コラボレーション、専門分野における技能や知識の交換といった活動が最も重要であると考えます。申請内容は、互いに学び、交流し、探求することを通して相互の異文化交流を培うものである必要があります。 


個人フェローシップは、作品制作に基づく活動を支援するものではありません。ACCでは、具体的な成果物を求めることなく、申請した活動内容やテーマを自由に探求する活動を奨励しています。以下のような活動が例としてあげられます。

  • 専門分野における同時代の作品制作の潮流や優れた活動を視察すること 
  • 分野や領域を超えた興味の対象を見つけてみること
  • 公演や展覧会などの文化イベントに参加することで自身の制作活動に役立つインスピレーションを得ること
  • 専門的なワークショップやトレーニングの受講
  • 同じ領域で活動する人々と知識やアイディアの交換

ACCの支援サービスは、渡航先のアートコミュニティや文化資源へアクセスできる機会を増やし、国際交流体験を深めるなど、申請者の活動をよりよくすることを目的としています。しかしながら、申請内容はACCの支援があってもなくても、実現可能であることが求められます。
以下のようなアドバイスや、活動のお手伝いをします。

  • 特にACCがオフィスを構える香港、日本、フィリピン、台湾、米国において、訪れるべき施設や場所、参加すべきプロジェクトやイベントなどを紹介。
  • アジアと米国におけるACCのネットワークにあるグランティや人々への紹介。NYに滞在する方には特定のサポートの機会が提供されます。
  • 米国への渡航者にはJ-1ビザと海外旅行(健康)保険の提供。

個人フェローシップでは、幅の広い異文化交流の機会を支援しています。
申請者には以下のことが求められます。

  • フェローシップ期間中どのような異文化交流の機会を求めているか、自身のキャリアパスにおいてなぜこのタイミングでこの機会を希求しているか、また、フェローシップ終了後においては、フェローシップで得た経験やその成果をいかにしてより広いコミュニティや分野の人々に共有するかといった考えを明確に持っていること。
  • 芸術的、学術的、また専門的な卓越性があり、また、将来の成長性があること。
  • 独立した活動ができる個人であり、他者に影響を与えうる情報をもち、自身の専門分野以外にも積極的に興味の対象を求めていること。
  • 調査対象となるコミュニティーや文化資源へのアクセス手段、移動手段や滞在場所の確保、滞在先での言語やコミュニケーション手段、また予算を考慮のうえ、活動内容の実現可能性を示すことができること。 

助成が決定したら、以下のことが求められます:

  • 渡航(プログラム)開始時期内にて渡航(プログラム)を開始すること
  • 渡航(プログラム)予定に変更があった場合はACCに報告をすること

その他以下の制約がございます:

  • コラボレーターと共同して申請する場合、一件の助成につき支援の対象となる人数は最大2名までとなります。その場合、一つの申請書で申請を行うとともに、渡航スケジュールが同一でなくてはなりません。それぞれが違う渡航のタイミングになることは認められません。通常、二人での申請であるとしても、一人で受給する額よりも多くなることはありません。そのため、二人での申請の場合は、短期の渡航である方がより支援決定の可能性が高くなります。
  • 渡航は一回の渡航に限られます。ACCから書面で特別に許可を得た場合を除き、同じ地域や国への複数回の渡航を支援することはありません。
  • 渡航先が米国の場合、ビザの発給手続きに時間を要すため、2023年9月1日より前に渡航を開始することはできません。
  • ACCのプログラムは新作の制作や展示、公演、プレゼンテーションなどの一般の人々に向けた活動を支援するものではありません
  • 助成金は渡航地域/国とその滞在期間をもとに算出されますが、助成決定後重要なプラン変更があった場合は修正されることがあります。
  • 大学院レベルにおける学位論文執筆のための6ヶ月以上にわたる調査旅行においては、他の助成金の見込みを明記いただく必要があります。